新型コロナウイルスの感染拡大で4月7日に緊急事態宣言が出ました。
3月のレッスン当初から、これはオンラインレッスンも検討しなければならないと準備をすすめ、4月には外出禁止になるだろうことを見込んで、月謝制の生徒さん達には4月1週目のレッスンを使ってオンラインレッスンのトライアル実験をいたしました。
音質的には対面での通常レッスンにはとても敵わないのですが、無理して対面レッスンを続けられる状況でもなく、しかし長期化することを考えると無期限に休講にするのは無責任だと考えてオンラインレッスンに踏み切りました。この非常時の代替手段としては十分に機能すると感じました。
ご自宅で音出しができない（ヘッドホンで練習している）、wifi環境が整っていないなどで難しい生徒さんはお休みになってしまいますが、今はほとんどの方がスマートフォンやタブレット端末をお持ちなので、特別な機材をそろえなくても遠隔でのオンラインレッスンが成り立つことがわかりました。
講師の側は外付けマイクやスピーカーなどを急遽揃えて、万全の体制でオンラインレッスンスタートいたします。音質向上とオンラインでの指導法など、日々勉強中です。
「すべてが自粛でがっかりする顔ばかり見ていましたが、新しい試みにすごく明るくなり希望が見えたようです。」
「学校も部活も習い事も全てが無くなり、人と話すことすら無くなってしまったので、ピアノがあって助かります」
などと生徒の保護者の方からもコメントをいただき、今私にできることをやっていこうと勇気づけられています。
現在のところ毎週お通いの生徒さん優先ですが、ワンレッスン制での生徒さんにも広げる準備をしています。当面は、これまでに対面でのレッスンを受講したことのある方限定での取り組みになりますが、オンラインで新規の生徒さんも受け入れできるようになるかもしれません。
こういう時に音楽が身近にあることが力になると思っています。